おやじは荒野をめざす【カナダ編】

30年間続けた塾を閉じ、私は北極海をめざす旅に出た。物好きオヤジの旅の記録が教え子たちへの課外授業となってくれることを願って、このブログを綴る。

(9) 英語で話すということ〈その2〉

 不思議なもんで、英語で話してて調子のいい日と調子の悪い日がある。調子のいい日は「おお、私の英語もあと少しで"ペラペラ"のレベルだな」といたって気分がいい。翌日悪かったりすると「昨日のは何かの思い違いになんだな、ショボボーン、、、」って感じ。何が原因なのか、いまいちよく分からないんだけどね、確かにあるようだ、調子のよし悪しというものが。それと、よく分かる人とよく分からない人がいるというのもある。その人の発音、ボキャブラリ、スピードなんかが関係してるかもしれない。同じように、英語で話してて、楽しいと感じる人と、つまんないと感じる人もある。これは日本語も一緒かあ。

 それでは、特に英語が難しく感じるケースをあげてみる。

①ネイティブ同士の会話。エドとキャリアナをみても、彼ら同士が話している時と彼らが私に話しかける時とでは、明らかにスピードが違う。てことは、私はまだアドバンテージ付きで、私は気を使ってもらってるんだね。

②電話。あらかじめ、何をどう話すか考えといた方がいい。面倒臭そうに対応されると心がめげそうになる。こっちが客なら「もっとゆっくり話して」と言ってやりゃいいけど、何かを頼む立場だと難易度が一段上がりそうだね。

③テレビやラジオ。ネイティブ同士のやりとりと同じで、聞き取りはしんどい。テレビドラマなど見ていると、頭の中で解釈が割れ、正反対の2通りのストーリーができたりする。「こいつは正義の味方だな」ってのと「こいつこそ真の悪党」みたいなね。どっちの解釈が当たってるか、クイズ番組のつもりで見ればいいかも。ラジオは、最初の頃はチンプンカンプンだった。でも、エドが勧めるので(彼は先生向きだと思うよ)、気が進まないながら何回も聞いてたら、だいぶ聞き取れるようになった。天気予報みたいな、同じ表現が繰り返し使われるのは意外と簡単。諦めず、嫌がらず、何事もポジティブに、、、というのが大事なんだね。

④数。特に金額関係。数字の聞き取りに計算が加わると頭がクラクラする。例えば「1個7ドル35セントだから6つ買うと、、、」みたいなね。買い物でキャッシュで払うなら、算数の「おおよその計算」を駆使して大体の金額を割り出し、ちょっと多めの、例えば50ドル紙幣 bill を出す。でも、いつしか財布は小銭でパンパンになる。小額ならまだいいが、万、10万以上になってくると、「損しちゃ大変」のプレッシャーがこれに加わる。以前行ったことがある床屋、カットのみだけど thirteen dollar で、日本のカットオフと同じだからまた行った。そしたら今度は thirty と言うじゃないか。変だなあと思いつつ30ドル出したら、笑いながらオーバー分返してくれた。分かっていても聞き取れない、あるいは聞き間違うってこともあるんだね。

 ま、でも、こんなこと、あまり気にしないで、どんどん話してみることだよ。買い物で、いつでもオーバー分が返ってくるかどうか、こちらは関知しないけどね。

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ずいぶんいろいろな人たちと話したなあ、友達になったなあ。日本にいる時よりウン倍も持てたなあ、、、英語はやっぱ楽しいぞ!